『シャンパーニュ地方を旅してみると、日本でおなじみの大手ブランド以外に沢山のつくり手が存在することに驚かされます。また、バーやレストランで、日本の「とりあえず、ビール」の感覚で、自分のお気に入りのシャンパーニュをグラスで楽しんでいる地元の方々を見て、とても羨ましく感じます。

Casters Liebartには「ここのシャンパーニュ以外は飲まない」というコアなファンが多く存在します。家族的なメゾンなため、フランス国内または近隣のEU諸国の有名レストラン、ホテル、長く付き合いのある家庭との取引が中心で、日本まで届くことが、これまではありませんでした。

そんな中、日本人の奥さまをお持ちのフランスのお得意さまからのご紹介があり、この度、初めて、日本で味わえる幸運に恵まれることになりました。

Casters Liebartの大きな特徴の一つは、シャンパーニュの主要なブドウ品種の中でも、黒ぶどうのムニエ種を上手に使っているところにあります。全てのラインに、はっきりと現れる味わいの個性は、良質なムニエ種を絶妙にアッサンブラージュ（ブレンド）したり、単体で使っているところにあると思います。

実際にお会いしたセシルさんとダヴィドさんご夫妻はお互いを心から尊敬し合い、真摯にシャンパーニュに向き合っている方々でした。「時間がある限り、畑で過ごしたい」という真面目なつくり手の顔が見えるようなシャンパーニュというのも、大きな魅力の一つです。

それは、ルネ・マルセルの２つの家族の歴史をそれぞれの家の畑で採れたブドウを合わせ、見事に調和させるという素晴らしいコンセプトにも現れています。

また、現当主ダヴィドさんの奥さま（セシル）や先代であるお父さま（ヴァンサン）への尊敬を込めたキュベなど、家族のストーリーが伝わり、飲む人を幸せにする素敵なラインナップにも現れています。

ルネ・マルセルは、香りと味わいに華やかさと厚みがあり、ご贈答品としてもお使いいただけます。また、正式なお席でのお料理にも合わせることのできるラインです。

セシルはムニエ種100%で作られてる希少な１本です。単一品種でつくるというのは、そのブドウに自信が無いと難しいからです。ヴァンサンは、白ブドウのシャルドネ種が主です。その2本の違いと同時に、お魚とステーキにといったように、お料理とのペアリングをお楽しみいただけます。

セレクション、キャルト・ドールは、アペリティフとして、テレビでの試合観戦のお供と楽しんだり、どんなシチュエーションにも合わせることができます。

全てのラインがそれぞれに違った「シャンパーニュの幸せな味わい」を持っていますので、この機会にぜひお楽しみください。